保育士の求人はどう探す?意外と知らない探し方やコツをご紹介!
数多くある保育士の求人の中から自分に合った保育園を探すとき、どこを重要視すればよいか分からない人も多いでしょう。この記事では、保育士求人の探し方のポイントやコツ、また探すときに気を付けるNG行動を解説しています。保育士資格を取得した人や転職したい人は参考にしてみてください。
保育士求人の探し方
保育業界は人手不足といわれている業界で、さまざまな保育求人情報を探す方法があります。5つの方法を紹介しているので参考にしてください。
・ハローワークに登録する
・保育士の求人サイトに登録する
・一般的な求人情報サイトから探す
・卒業した学校を利用する
・保育園のサイトを見て求人を探す
保育士の求人は多く出回っているため、自分だけでは不安や分からないこともあるでしょう。自分が「どのようにして働きたいか」という軸をはっきり決めてあると、希望条件に合った保育園を紹介してくれる求人サイトもあります。ハローワークや求人サイトなど複数の方法を並行して利用し、自分に合った保育園を見つけましょう。
保育士が求人を探すときのコツ
自分が求めている仕事条件や職場環境を整理することが、あなたの理想的な職場を見つけられることにつながります。求人情報の中でどこを見るとよいかコツを紹介しているので参考にしてください。
保育士としての希望条件
自分が保育士の仕事を希望する理由を考えはっきりとすることで、保育士としての希望条件が分かってきます。乳児が見たいのか、幼児が見たいのか、得意な分野(英語やピアノなど)を活かしたいと希望があれば強みにでき、かつ求人と合っているかも見極めるポイントとなります。
勤務の希望条件
年代や家族構成によって、勤務時間など求める勤務条件は異なります。6つのポイントを基本に、自分の希望の勤務条件を考えてみましょう。
・保育園の場所、通勤時間(片道30分以内希望、自宅から徒歩で行ける距離など)
・通勤方法、交通費(車通勤可能か、駐車代やガソリン代など)
・勤務したい曜日や時間(土日勤務の有無、早番・遅番の回数など)
・給与条件(月給20万以上はほしい、賞与は月3か月ほしいなど)
・福利厚生や借り上げなどの制度(住宅手当や産休育休制度など)
・扶養内か扶養外か(月にいくら稼ぎたいのか)
条件が出てきたら、優先順位をつけ整理しましょう。絶対譲れない条件を決めて、自分の理想の働き方が見つかり、求人情報も探しやすくなります。
雇用形態を知っておく
・正規雇用…雇用期間の定めがない
・非正規雇用…契約社員、パート、アルバイト・派遣社員
雇用期間の定めがあったり、短時間勤務の時給制だったり、間接雇用だったり特徴があります。自分がどの雇用形態で保育士として働きたいのか、希望する働き方に合わせて雇用状態を考えてみましょう。
保育施設の種類を知る
保育施設には以下の4つの種類があるので紹介します。
・公立保育園
・私立保育園
・小模保育園
・企業主体型保育園
子どもの定員の数や保育士の人数、行事の多さなど保育施設によって保育内容や残業の有無など分かる面もあります。保育施設の種類を知ることで、数ある中の求人を絞れます。
保育士が求人を探すときのNG行動
保育士の仕事探しの中で、気を付けたいNGなポイントを5つ紹介します。
給与、待遇面だけ見て決める
求人情報の「月給20万~」などの給与欄の表記だけを見て比較しないことです。月給例や月給の表記が年間の賞与などの手当てを含んだ「年収」のを月に換算した表記のことがあります。そのため、実際にもらう月給が思っていた金額より低くなり「こんなはずじゃなかった」と認識のずれが発生してしまいます。
応募前や選考時に、年収例の記載や手当や昇給は具体的な金額の表記があると安心でしょう。
残業の有無を詳しく把握しない
求人情報に「残業少なめ」など記載があっても、具体的に月に何時間の残業があるか、残業手当はいくらか、持ち帰り仕事の有無など把握しておきましょう。保育園のホームページで運営方針を参考にしたり、園見学で質問したりするなど自分で確認することが大事です。
保育方針など情報収集しない
自分の理想な保育と、保育園の保育方針ができる限り合う保育園に勤められるとストレスなく働けます。いくらほかの勤務条件が揃っていたとしても、保育園の方針に共感できないとよい保育ができず、あなたも子どもたちも戸惑ってしまうでしょう。自分の理想の保育方針が分からない場合は、いろいろな保育園のホームページを見て保育方針や保育目標を参考にすると少しずつ見えてくるでしょう。
保育の仕事内容を把握しておかない
同じ正社員、派遣やパート社員でも保育内容が保育園によって違う部分があるので、把握しておくことが必要です。とくに派遣社員やパート社員では、連絡帳や保育案などの書類作成業務はどこまで行うのか確認することが大事です。
時間内にできることなのか、持ち帰りになるのかで希望の勤務条件にも関わってくるため、契約して働く以上事前に仕事内容を確認することが必要です。また、担任業務や行事の担当も聞けるとよいでしょう。
園見学しない
園見学は、求人票では分からない保育園全体や保育士・子どもの雰囲気が分かり、自分が働いたときのイメージがつきやすいのでおすすめです。保育園の求人がいつまでも出ている園は、表からは見えない不満やつらいことなどがあり早期退職につながります。求人票だけでは情報が少ない分、働いてから「こんなはずじゃなかった」とずれがないよう園見学は大事なポイントです。
紹介した5つのポイントに気を付けると、実際に採用され働き始めても戸惑いがなく気持ちよく働けるでしょう。
まとめ
保育士求人の探す方法は「ハローワーク」「保育士求人サイト」など5つの方法があります。探すときのポイントは、あなたが理想とする保育園が見つかるよう、求めている仕事条件や職場環境を整理することです。求人を探す上で給与面だけで決めたり、残業の有無や仕事内容など確認していなかったりすると、実際に採用され働き始めても認識のずれが出てきて早期退職につながってしまうかもしれません。保育園の雰囲気を知りイメージがつきやすいように園見学することがおすすめです。あなたにとって働きやすく、理想に合った保育園が見つかるように願っています。