保育士が転職前にやることは?準備すべきことと注意点とは
現在、待機児童が減っている分、保育士の求人は多くあります。数多くあるからこそ、きちんと選ばなくてはいけません。労働条件や自分の価値観やライフスタイルに合ったよい職場に内定をもらうためには、きちんとした準備が重要です。職場環境は、生活を大きく左右します。よりよい環境で働ける職場を見つけてください。
転職準備でやることをチェックしよう
ますは、転職準備でやることを考えてみましょう。
転職のスケジュールを決める
転職には最低でも3か月かかります。退職予定の半年から3か月前には転職活動をはじめるのが理想です。例年、もっとも求人が増えるのは1月から3月といわれており、次は10月から12月です。この時期に応募できるように早めに準備しておくと、自分に合った園を逃さずに応募できます。
現在働いている職場には、退職する旨を退職の3か月から半年前を目安に伝えます。職場の規則があるならば、その期間に申し出ます。退職の理由は、ネガティブなことをダイレクトに伝えるのではなく、前向きな理由に言い換えます。
残りの期間、働くのが嫌になってしまわないように円満に退職できるとよいですね。退職の時期は、子ども達への影響や職場の人への配慮から年度末とし、4月から新しい園で働けるのが理想的です。
転職の方針を決める
まずは、なぜ辞めるのかを明確にして、何を重視して新しい職場を選ぶのかを決めます。具体的には、保育方針、給与や休みなどの労働環境などです。これを決めておくことで、多くの求人の中から自分に合った職場を見つけやすくなります。
また、自分の経験やスキルを振り返り、自分の強みを見つけておきましょう。その強みが発揮できる職場を探すと、条件などの交渉がしやすくなります。
情報収集をする
保育士求人サイトや求人雑誌をチェックする、ハローワークへ行く、フェア・合同説明会に参加する、転職エージェントに登録するなど多くの方法があります。気になる園は、直接ホームページをチェックしてみましょう。
実際の応募に必要なことを確認する
履歴書には自分の経験、スキルなどの強みを書くため、事前に考えておきます。面接も行われるため、対策をしておきましょう。志望動機や前の園を辞めた理由などを聞かれることもあるため準備が大切です。
転職準備中の注意点とは
転職準備をする上で注意することについてご説明します。
転職の目的を明確にする
なんとなく給料をあげたいなど、あいまいな理由で就職活動を始めると、どこに就職するのか、本当に転職するのかなど迷いが生じてきます。まずは、転職の理由を明確にして、絶対に譲れない点を見つけて転職準備をしましょう。
転職準備はしっかりと行う
情報収集はしっかりと行い、自分に合った園の求人を見逃さないように注意します。また、見学可能な場合は見学に行き、実際の園の雰囲気をみておきましょう。履歴書や面接対策もしておきます。
スムーズに転職するなら求人サイトを利用しよう
求人がたくさんある中から選べるのは嬉しいことですよね。転職サイトには、多くの求人が載っています。自分の転職の目的をしっかりと持っていれば、転職サイトの中から自分に合った職場を見つけることができます。求人サイトのメリットとデメリットを知り、上手に活用してください。
まずは、メリットです。
求人の幅が広い
保育士以外の職種も同時に探すことができます。保育士とほかの職種を比較して探すことができ、自分に合った仕事は何なのかを改めて考えることができますね。保育士を続けるか迷っている方にもおすすめです。
求人数が多い
一番のメリットは求人数が多いことです。自分で求人を確認し、多くの選択肢の中から自分で選ぶことができます。
自分のペースでできる
転職エージェントに登録すると、せかされている気持ちになる人、断るのが苦手な人は、求人サイトでマイペースに行うことをおすすめします。自分のペースで探しながら、進められます。
気軽にいつでも見られる
気軽に見ることができ、まだ本格的に職場を探そうという人でなくても参考に見ることができます。スマホからでも空いた時間に見ることができるので、新着情報をすぐに見つけられるのもメリットです。
転職サイトの種類が多い
どれも無料で転職サイトを利用できます。サイトの数も複数あるうえ、自分で納得いくまで探すことができます。
次に、デメリットです。
一人で転職活動をする
応募や日程調整まで自分で行う必要があります。交渉も自分で行うため、交渉がある場合は負担が大きくなります。また、応募書類の作成や面接対策も一人で行います。サポートやアドバイスしてくれる人がいないのがデメリットです。
第三者の意見を聞くことができない
園側がつくった求人をみることになります。本当によい園なのか、実際働くと違う点があるのかなどの点を第三者から聞くことはできません。情報元が一つであるため、入ってみたら予想と違ったということも起こり得ます。
本当に自分に合っているかわからない
求人が自分に合っているかを、自己判断しなくてはなりません。第三者が客観的に評価してくれないため、自己分析をしっかりとして自分の目で判断することが求められます。
管理が大変
求人が多くあるため、その中で気になる園が複数できると、情報の管理が大変になります。また、結局どこに応募するか迷ってしまうことがあります。
まとめ
転職は勇気がいりますね。目的や自分の強みをしっかりと考えて、準備をしましょう。自分に合った園を見つけて、長期間働けるといいですね。自己分析がしっかりとでき、納得いくまで自分のペースで転職活動したい人には求人サイトがおすすめです。ぜひ一度チェックしてみてください。