フリー保育士にはどんな役割があるの?求人が少なくて探すのは難しい?
フリー保育士とは聞いたことがあるけど、具体的にどんな役割か分からず不安な人もいるでしょう。この記事ではフリー保育士の仕事内容や役割を紹介しているので、どんな役割かイメージがついて安心です。また、求められるスキルや働くときのポイントも紹介しているので、フリー保育士の仕事が気になる人は参考にしてみてください。
フリー保育士とは
担任のクラスを持たずにそのときの保育状況によって手が足りないクラスへ保育に入ったり、事務業務をしたり幅広く仕事を任されます。間違われやすい保育補助との違いは、保育補助は資格がなくても保育ができ、フリー保育士は保育士資格がなければできません。フリー保育士がいることで余裕を持って保育ができ、保育園を支える重要な役割です。
フリー保育士の仕事内容と役割
フリー保育士は「各クラスの保育サポート」「クラス担任の代役」「事務作業・行事準備・そのほかの作業」の3つに分けた仕事内容を任されます。それぞれ具体的に紹介します。
各クラスの保育サポート
フリー保育士は、子どもたちがスムーズに活動できるようにクラス担任の保育をサポートするのが主な仕事内容です。保育園には配置基準がありますが、基準を満たしているからといって余裕を持って保育ができるわけではありません。子どもの喧嘩などのトラブルがあったときは担任保育士が対応するため、ほかの子どもたちから目が離れてしまいます。
ほかの子どもたちが安全に活動できるようフリー保育士が全体の様子を見ているため、安心して担任の保育士は個別対応できます。具体的なクラス担任の保育サポートの内容をいくつか紹介しています。
・保育に必要な道具の準備
・散歩や外遊びに必要な子どもの服装や遊び道具の準備
・給食の準備
・食事やトイレ、着替えなどの補助
・お昼寝の手伝い
などさまざまな仕事内容があります。担任保育士と連携を取りながら、臨機応変に動ける能力が求められるでしょう。
急なクラス担任の代役
クラス担任が風邪などで休んだときに、代役としてクラス担任に配置されることも多くあります。フリー保育士もクラス担任の1日の流れや子どもの名前・性格など把握しておくと、子どもたちに寄り添った保育ができるでしょう。
事務作業・行事準備・そのほかの作業
保育園にも事務員さんがいますが、小規模保育園や事務員がいない保育園の場合、事務作業や行事準備などをフリー保育士が主導して行うこともあります。保育園によって任せられる事務作業が違いますが、電話対応や来客対応、備品チェックや発送業務など幅広く、保育園運営に関わってくるでしょう。
フリー保育士は、園全体の状況によって保育に入ったり、事務作業も任せられたり保育園を支える大きな役割です。幅広い仕事内容を任せられるので、慣れるまでは園全体の様子を把握したり仕事内容を覚えたりするのが大変でしょう。しかし、多くの子どもたちと関わりながら自分も保育士としての成長につながります。縁の下の力持ち的な存在となるので、園運営に貢献できる重要な役割です。
フリー保育士として働くときのポイント
保育や事務作業など幅広い仕事を任せられるフリー保育士ですが、フリー保育士に求められるスキルやポイントを6つ紹介しているので参考にしてください。
・園全体の状況を把握する
・各クラスの子どもたちのことを把握する
・担任の保育士と連携をとる
・自分から考え主体的に行動する
・広い視野を持って行動する
・いろいろなクラス担任の保育を学んで自分の保育に取り入れられる
幅広い能力が必要になるため、フリー保育士は新人の保育士ではなくベテラン保育士が配置されることがほとんどです。
しかし、新人や経験の浅い保育士がフリー保育士として配置された場合は「多くのことを学んでほしい」「園全体を把握して、これから園を引っ張れる先生になってほしい」と期待の意味が込められているでしょう。向上心を持っていたり、自分で考えて行動できたりする姿勢を持った保育士が配置されるので、前向きに取り組むことが大切です。
また、クラスを担任しているときは、自分のクラスで精いっぱいになってしまいがちですが、フリー保育士だとほかのクラスの補助に入るためいろいろな保育士の指導方法など学ぶ機会にもなります。園全体の運営を把握したり、広い視野を持って保育したりする経験は保育士としてのステップアップにもつながるでしょう。
フリー保育士希望は保育転職サイトやパート・時短勤務の求人を探す
求人情報だけでフリー保育士になれるのかは分かりませんが、フルタイム勤務ではなく時短・パート勤務の保育士だとフリー保育士に配置される可能性があります。保育士は保育園につき1~2人配置されていることが多いですが、人員不足で配置していない保育園もあります。
自分で求人情報を探すだけではフリー保育士になるのは難しいかもしれません。保育転職サイトを利用するとスムーズにあなたの希望に合った仕事内容や保育園が見つかるでしょう。保育園のホームページなどで情報収集することは大事ですが、時間を有効活用するためにも保育転職・求人サイトを利用してみるのがおすすめです。
まとめ
フリー保育士は担任のクラスを持たない保育士のことで、保育園を支える重要な役割です。具体的な仕事内容は「クラス担任の保育サポート」「お休みのクラス担任の代役」「事務作業」の3つがあります。さまざまな仕事内容があるため、臨機応変に動ける能力が必要になるでしょう。園全体の状況や各クラスの子どもたちのことを把握することや、広い視野を持って行動することなど6つのポイントが大切です。
フリー保育士希望の場合は、時短勤務やパート勤務ならフリー保育士になれる可能性があります。また保育士転職・求人サイトを利用すると、スムーズにあなたの希望に合った保育園が見つかるかもしれません。フリー保育士でしか得られないことを学び、保育士としてステップアップできますように願っています。